2024/05/07
プロテインでお腹を下してしまう人は…
みなさんこんにちは!
FROGGYMの飯星です!
プロテインを飲むと冷たい牛乳を飲んだ時と同じようなお腹がゴロゴロしたり、痛みや不快感があったりしたことはありませんか?
プロテインにもいくつか種類があります。
中でも主流なのが牛乳を原料としたホエイプロテインとカゼインプロテインです。
牛乳には乳糖(ラクトース)という成分があり、体内での消化にはラクターゼという消化酵素が必要です。
この消化酵素は乳児の間は十分に備わっているのですが、離乳してから牛乳などの乳製品をとらないでいると、減少して働きが鈍っていきます。
日本人は、年を取るに従って乳製品をとらなくなる傾向があるので、これに比例して乳糖の消化もできなくなってしまうのです。
つまり、身体に取り入れたのはいいけど消化出来ずお腹の痛みや不快感をともない体外に排出するのです。
このような症状を乳糖不耐症といいます。
ホエイプロテインやカゼインプロテインを飲むと高い確率で下痢や腹痛を起こす場合この乳糖不耐症である可能性が考えられます。
乳糖不耐症は、乳製品を継続して摂取または、腸内環境を改善することで克服できると考えられています。
継続して乳製品を摂取することで減少したラクターゼを増やし活性させていきます。
例えば、毎日少しの牛乳を飲むようにして徐々に飲む量を増やしていきます。
それでもだめなら、無理に牛乳を飲まなくても、チーズやヨーグルトなどの乳製品なら乳糖不耐症の心配がないので取りやすいです。
チーズは乳酸菌や酵素で牛乳を固めて作ってあるので、乳糖は除外されてほとんど含まれません。 また、牛乳を乳酸菌で発酵して作るヨーグルトはい乳糖の40%近くが分解されています。ですから少量の乳製品からはじめ次に牛乳を少しずつ料理の中に加えたり慣らしていくと、やがて乳糖不耐症が軽くなったり治ったりしていきます。
腸内細菌のバランスが健康状態に大きく影響すると考えられています。
腸には細菌がおよそ
1000種類、100兆個以上
も存在するといわれています。
また、脳腸相関といって腸内環境(善玉菌、日和見菌、悪玉菌のバランス)が自律神経やホルモンバランスの調整に関係していることも明らかになってきました。
タンパク質が筋肉の材料あるからといって、一度に大量のタンパク質を摂取しても、身体に必要のない分は排出しようと腸に送られます。余分なタンパク質は悪玉菌のエサになるのです。悪玉菌はタンパク質を腐敗させ有害物質(ガスや発がん性物質)が発生することで腸内環境が乱れます。
なので、ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、漬物といった発酵食品、野菜類や果物類、豆類に含まれるオリゴ糖や食物繊維を摂取して善玉菌を増やして腸内環境を改善しましょう。
効率よく身体を変えていくにはトレーニングにこだわるだけでなく、“食事”もこだわっていきましょ。